ニコンが創立100周年を迎えた。おめでとうございます。
ニコンのカメラはずっと愛用している。中学時代の FM に始まり、FE、F3P、F4E、F5 などさまざまな機種を使っていた。中古で F2 Photomic などを買ったり、ポラ用として New FM2 も使ってたっけ。デジタル一眼レフは D1 からほとんどの機種を使っていて、所有機種はいろいろと変動があるが、現在手元にあって一番のお気に入りは Df である。
ニコンの魅力は質実剛健さだ。トラブル知らずで、過酷な環境下でも確実に動作してくれて、イメージどおりの写真が撮れる。派手さはないが道具として非常に信頼が置けるのだ。
そんなニコンからブランドムービーの監修と撮影を依頼されたときはとてもうれしかった。数年前なので公式サイトはすでにクローズになってしまったが、YouTube でそのムービーを見ることができる。
"Tears"
黒髪の少女が涙を流すシーンを自由が丘のスタジオで撮影。MAルームでは D3 のシャッター音を収録。試行錯誤して一番いい音を録った。また世界中のシネマトグラファーとのコラボレーションを監修。
"THE DAY"
全編オーストラリアでのロケ。ピナクルズでのタイムラプスをはじめ、各シーンの撮影をした。実は出演もしている。冒頭の暗がりでのレンズ交換シーンだ。また自転車ロードレースシーンのサイクリストのジャージに "Sasurau" と書いてあるのにお気づきだろうか?(笑)
下はそのオーストラリアでのロケシーンスナップ。
現在ニコンは再建の真っ只中。これからも困難が予想されるが、ニコンらしい、いい製品を期待したい。上の写真は「ニコンD3」の発表会時のもの。披露された D3、D300、そして 12-24mm、24-70mm の素晴らしさにはみんな驚いた。「Fマウントでフルサイズは難しい」と言われていたが、それを実現してしかも高速連写と超高感度撮影まで可能にした。この時の驚きは忘れない。昨日、新機種投入の話があったようだが、それに続いて登場するカメラが楽しみである。